看護師として常勤で働くことの魅力について

看護師の働き方には、常勤と非常勤の2種類があります。非常勤は、短時間勤務が可能で、出席しなければならない講習会なども免除になることが多いなど、ブランク明けの方や家事や育児と並行して働きたいという方には、働きやすく魅力的な点がいくつもあります。しかし常勤にも、非常勤にはない魅力があるのです。そもそも常勤(正規雇用)とは、1日8時間、週5日勤務の1週間で最大40時間という、フルタイム勤務のことを指します。日勤と夜勤の2種類に更に分かれていて、病棟看護師の場合は夜勤があることがほとんどです。また夜勤にも、二交代制と三交代制の2種類があり、勤務時間や休みの摂り方に違いがあります。給料はたいていの場合、基本給と残業代に加えて、夜勤手当、住宅手当などがプラスされます。また多くは賞与や昇給、退職金なども支払われます。非常勤にはこの賞与や退職金が支払われないことが多く、昇給などもありません。研修や講習会に参加しなければならず、たいへんな一面もありますが、スキルアップがしやすいという一面もあります。福利厚生の面でも、常勤は優遇されており、安定しているといえるでしょう。例えば社員寮や保育室などの施設を利用することができ、産休や育休などの休暇の制度も導入されていることが多いです。非常勤も休みは取りやすいのですが、手当はほぼ支給されません。また社会保険に加入できないこともあり、その場合は配偶者の扶養に入らなければ、自分で保険料を払わなければならなくなります。